365日ハッピー

美味しい物があれば幸せ

ゴキブリが嫌い.でも,蜘蛛が苦手な人もいる

同僚に蜘蛛が苦手な男がいる.

彼が蜘蛛に遭遇しビビっている姿を見て,私はつい笑ってしまった.

何が怖いのか理解できず,小馬鹿にしたと言ってもいい.

 

私はたいていの虫は平気だ.

この間,家の前に3㎝位の蜘蛛がいたが,少し驚いただけだった.

 

一方で,ゴキブリは大嫌いだ.

あの素早い動き,触角がゆらゆらと揺れ,時には宙を飛ぶ姿にはぞわぞわする.

ゴキブリ退治はいつも他の誰かに任せてしまう.

ゴキブリが平気な人からしたら,他の虫と何が違うのか理解できないかもしれない.

ゴキブリ退治を任された人は,面倒くさいと思っているかもしれないし,頼られて嬉しいと思うかもしれない.

 

蜘蛛とゴキブリに似たことは,日常的に起こっている.

仕事が終わらない人に対して,「速くして」と怒る人は,自分と他人を同じものさしで計るからイライラしてしまう.

仕事が終わらない人に対して,「何か手伝おうか」と言う人は,自分と他人の能力は違うと知っているから冷静でいられる.

 

出来ないことを一人で何とかしようとする必要はない.

蜘蛛が無理な人は平気な人に頼めば良いし,ゴキブリが無理な人は優秀な道具に助けてもらえば良い.

そして自分が得意なことで他の人を助けてあげればお互い様だ.

 

苦手なことは人それぞれだ.

このことを理解しているつもりでいたが,蜘蛛が苦手な同僚を馬鹿にした後,自分もわかっていなかったと気付いて反省した.

今度例の同僚に会ったら,馬鹿にしてごめんって謝ろう.