他人は他人、自分は自分。
入社2か月目。同期の人と話をすることが多くなった。
色々な人と接していると、自然と周りの影響を受けていることに気づく。
方言がうつるとかだったら良いが、今まで欲しいと思わなかった物を周りが持っていると急に欲しくなったり、ネガティブな発言を聞き流せず自分の中に浸透している気がする。
周りの影響を全く受けないということは不可能だが、自分と他人をきっちりと区別することで、自分の哲学を見失わずに過ごすことは出来ると思う。
自分の哲学、あるいは美学、価値観、軸、ポリシー、コアなど言い方は様々だと思う。私が大事にしている考えは、尊敬する人の哲学や自分の経験から得たものが多い。
まずは、他人にされて嫌なことはしない。
気づかずに相手を傷つけてしまうことはあるかもしれないが、自分がされて嫌だなと思ったことは、同じことを自分が他の人にしないように覚えておくようにしている。
例えば、時間を守る、陰で人の悪口を言わない、店員に対して横柄な態度をとらない、自分の話ばかりしない、など。
いつからこの考えが身についたのか覚えていないが、自分のポリシーとしては一番歴史が古いと思う。幼稚園で教えられる基本的なことかもしれないが、大人も意識して行うことが重要だと思っている。
2つ目は、今、目の前にあることを一生懸命にやる。
これは尊敬する人の考えで、その人は仕事でうまくいかなかった時期に、
「今、目の前にあることを一生懸命に出来ないやつが新しいことを一生懸命出来るはずがない」と考えていたそうだ。
こっちではないと気付いて方向転換することは逃げではないと思うが、進む方向が正しいと思っているなら進み続けるべきだと思う。
誰かの本の中でも、「全力で遊べない人が、仕事に全力を出せるはずがない」という言葉があった。
「何をするのか」のこだわらず、「どのようにやるか」が大事だと思う。
3つ目は、行動で示す。
人にして欲しければまず自分が動く。
後輩がマネしたくなるような働く背中を見せる。
私は言葉で伝えるのが得意ではないから、まずは自分が動いて周りの気付きを促すようになった。
行動している人は言葉以上の説得力がある。だから私は失敗をしたら、誤ることより二度と同じ失敗をしない方に全力を尽くしている。
コロナで人に会う機会が減ると、今いる小さな世界の狭い人間関係で比較してしまいがちだが、世界には色々な人がいて、それぞれがユニークな考えを持っている。
価値観に正しい、悪いということはなから、自分と違う意見に批判したり、頑張って同調したりする必要はない。へーそういう考えもあるんだと思っていればいい。
他人は他人、自分は自分。